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登場人物
- ヒロインA
- 主人公の妹。舌ったらず。主人公に好意を寄せる。
- ヒロインB
- 主人公の幼馴染。快活。主人公に好意を寄せる。
- ヒロインC
- 主人公のクラスの委員長。毒舌。主人公に好意を寄せる。
- ヒロインD
- 主人公とクラブが同じ。がさつ。男言葉。主人公に好意を寄せる。
- 友
- 主人公と古くからの友人。自分は全てにおいて(人生含む)脇役であると悟りきっている。
- 主人公
- 出ません。
(前略)
友「……あのさあ、前々から不思議に思ってたんだけどさ」
C「何ですか?」
D「何だよ」
友「なんでお前等、そんなに
A「そんなこと、言えませんよ」
B「……別に思い出とかある訳じゃないんだけど、ねえ?」
友「じゃあ、なんでなのさ! ねえねえ、ねえったらねえ!?」
ヒロインたち、突然自分のヅラをつかみさっと取る。髪のない頭部には大きな手術痕が残っている。一人残らず。
D「そんなの、
友「……うわーっ! なんてひどい真実! 現実とは残酷なものなのか!?」
C「あなたの現実じゃないでしょうに」
友「そそそその、なんだ、そんなことされて平気なのか? それからそのアレだ、倫理とか法律とかその辺どうなんよ!?」
A「確かに脳改造はされてますけど、他の部分に影響はないんですよ?」
B「私、脳改造される前から絵は巧かったですよ? 今でもちゃんとうまくなってる実感がありますし」
友「えー!?」
D「ま、そもそも、『脳改造されたことを何とも思わない』ように改造されてるしな」
友「はぃーっ!?」
C「……あんまり騒ぐと、あなたも脳改造されちゃうわよ?」
友「……(おお、神よ……なんと恐ろしい……ガクガクブルブル……)」
D「ま、そんな訳で。俺たちは
C「そうかしら。もしかしたら関係ない人を選ぶかもよ?」
D「うるせえな。それでも同じことだろがよ。――選ばれた奴はハッピー。選ばれなかった奴も別にそれで何が変わることもない。俺たちが
友「と、言うことは、なんだ、どういうことなんだ? お前ら自分の一生を
A「私は、その、脳改造される前からそんな感じだったけど……」
B「私もーっ!」
D「うるせーよ馬鹿。惜しいとか惜しくないとかじゃなくて、そうするんだよ。呼吸するみたいに俺たちはそうするんだ。もし
C「もうちょっと歯に絹着せてくださらない? それとも口の中まで野生児なの?」
D「気取るなバーカ。わかりづらいツッコミ入れてんじゃねーよ。今だってバッグの中にロープと洗濯バサミ入れてるくせに澄ますなよ」
C「なっ……!?」
A「ロープ……(どきどき)」
B「洗濯バサミ……(わくわく)」
友「……(もう、言葉も出ねえよ)」
(後略)
エロゲーユーザーにトラウマを残すようなシナリオを作ってみたい。そんな欲求が、俺にはある。